🌍松田大夢のクソバカ地球滞在記🌍

なんか物心ついた頃には地球で『人間』やってた。そんなゆるい人間ヒロムの地球滞在記。

バジャウ族のデンジの5人目の子どもが産まれた!

 

 5人目の子どもが産まれた!

ヤギ抱きながら昼寝してる時に

『子どもが産まれそう』

ってデンジに起こされて2人で近所のセンターに駆けつけた。

 

五体満足に健康な子どもが産まれてくるか、嫁のジョアナも問題なく出産できるかという不安と5人目の子どもが産まれてくるワクワクで、ソワソワしながら緊張してる様子が隣に座ってるデンジから伝わってくる。

 

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デンジの嫁のジョアナの妊娠が発覚した時から今に至るまで、デンジとジョアナがめっちゃ喧嘩して家出する事もあったし、俺自身も我儘すぎるジョアナと喧嘩する事もよくあって泣かしたこともあったなぁ。


俺ら仲良いのか悪いのかよく分かんないけど、友達なのか親友なのか家族なのかソウルメイトなのかビジネスパートナーなのかどういう関係なのかよく分かんないけど、初めてデンジ達と出会った2年前から色んな事があったけどたくさんの時間を共有してきた。

 

お互いクソ貧乏で共にサバイバル生活をしながら助け合ってきた。


そう物思いにふけりながら、自分の子どもが産まれるような心境でデンジと2人で施設のベンチに座ってジョアナの出産を待っていたら、なんだか目頭が熱くなってきた。

 

 

そんな中、1人の女の子が目の前を通りかかり、それを見たデンジが俺の方を見てなんかにやけてる。


バスパン履いてよれよれのノースリーブを着ているそこらへんにいるような普通のダサくてちょっと汚げな女の子。


その女の子をよく見てみると、この前嫁に内緒でデンジと夜な夜なでかけたホンケーラのクソ安い風俗店で、大事なとこだけちょっと隠しましたみたいなほぼ裸の衣装を着て、厚化粧で顔を誤魔化し、だらしなく主張する下腹肉を揺らしながらステージで踊っていた激安風俗店の女の子だった。


その女の子が俺らに気づいて、恥ずかしそうに俯きながら避妊用のピルを施設で受け取って帰って行った。


酒に酔ってたのか知らないけど、ステージで踊ってるあの子を見て少しでも可愛いと思った自分がいたとしたらそれはなかった事にしたい。


彼女が帰ったあと、デンジとそんな会話をしながらめっちゃ笑って一気に緊張感から解放された。

 

 

 

 

施設のベンチに座ってそれから待ち続けること約3時間。

 

辺りは夕焼けに染まり始め、時刻は午後5時。


俺とデンジは一服しに外に出て、絵に描いたようなうんこ座りをしながら無言で煙草を吸っていた。


すると、

 

『Hoy! gwapo! もうちょいで産まれそうだぞ!』


と助産師が施設の二階の窓から顔を出しながら俺らを呼んでいる。


急いでその場へ駆けつけると、


『オムツを買ってこい』


と助産師にパシられ、デンジと俺は言われるがままに急いで近所の薬局に駆け足で向かった。


薬局のカウンターのおばちゃんにオムツが欲しいと伝えたが、流石ここはフィリピン。


他の客もいたのもあるが、おばちゃんがなかなかオムツを持ってきてくれない。


オムツが欲しいと伝えてからおばちゃんがオムツを持ってくるまでに体感時間で10分はかかっただろう。


てかそもそもなんで助産師に俺らがオムツ買いにパシられなきゃいけないんだ。


日本の常識では考えられないが、ここはフィリピンだからという一言で納得せざるを得ない。
フィリピンとはそういう国。

 

オムツ片手に急ぎ足で施設へ戻り、ジョアナがいる部屋に向かって階段を上っていると赤ちゃんの産声が聞こえてきた。

 

部屋に入るとそこには既に新しい命が誕生していた。

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元気な男の子。

 

元気に産まれてきてくれて本当に良かった。


自分のことのようにめちゃくちゃ嬉しかった。


新しい命が誕生した時の何にも表現できないこの感情ってなんなんだろう。

 

『名前どうする?』


って俺が聞いたら


『ユウスケ』


って笑いながらジョアナが答えた。

 

ダイゴ、ユミカなど、他にもデンジの日本人の友達からとった名前候補はあったけど色々悩んだあげく息子の名前は【Jagnarジャグナー】になった。


薬物の売人でありながら、その利益で貧しい人々を支援し、フィリピン人なら誰もが知っている国民的ヒーロー【Jagwar】から名前の由来がきている。


ちなみにJagwarはフィリピンの大統領がドテルテに変わった直後に殺されている。

 

俺はしばらくその場で余韻に浸った後、用事があったのでその場を後にした。

 

生後まもなく喘息で入院

 

産まれて次の日にはバジャウ族の村にみんなで帰ってきたが、2.3日後には咳がめっちゃ出るということで病院に連れて行ったら、喘息ですぐに入院した。

 

ジャグナーが入院している間は、母親のジョアナも父親のデンジもずっと付き添いで病院にいなきゃいけない。

 

治療費のお金もなく、デンジの子ども達は道で物乞いしたり、借金がどんどん増えていく生活。

 

デンジとジョアナは長女のジュマイリンを連れて毎晩病院の待合室のベンチで寝ている。

 

一日中待合室にいると言っても過言じゃない。

 

同じ時期に、他のバジャウ族の生後まもない赤ちゃんも喘息で入院して1週間が経ったぐらいに亡

くなったそうだ。

 

ちなみに、ジャグナーの体調はだいぶ良くなってきているみたいだ。

 

ジャグナーの看病と病院の待合室生活で疲れ切っているデンジに、もしお金があったら何が食べたいか聞いてみた。

 

↓この動画を見てください

 

デンジはジョリビーが食べたい - YouTube

 

デンジはジョリビーが食べたいらしい。

 

ジョリビーとはフィリピン人用に味付けされたマクドナルドみたいな感じのファーストフードだ。

 

そんなデンジのジョリビーが食べたい魂の叫びを聴いてください。

 

それでは1曲。

 

【ジョリビー食べる】

作詞 Osman Denji

作曲 Hiromu Matsuda

 

 

 

youtu.be

ジョリビー食べる - YouTube

 

どなたかデンジにジョリビーを食べさせてあげてください。

俺もお金ないです。

 

郵貯銀行 

10170-84990991

ヒロムキキンノカイ

 

ここに振り込んで頂ければ俺がデンジにジョリビーを食べさせます。