【衝撃】バジャウ族の村で冷蔵庫を運んでみた結果www
こんちわー。
最近日焼けしすぎた松田大夢(@chilichilihot)です。
ウソでーす。
旧自宅で数ヶ月の間引っ越しに取り残され、ずっと埃をかぶって眠っていた冷蔵庫がありました。
元々はバジャウ族の友達ん家で使ってたやつを7000円ぐらいで買い取ったものです。
先日、その冷蔵庫をやっと引っ越す時がやってきました。
とりあえず自力じゃ無理だと判断したので、近所で有名な運び屋(バジャウ族ではなくビサヤ人)に冷蔵庫の引っ越しをお願いしました。
その時の様子を紹介します。
『てかバジャウ族ってなに!? なんでお前そこ住んでんの!?』
という興味を持った方はまずこちらの動画をご覧ください。
まずは旧自宅の前の道から。
ここの足場はわりとしっかりしてる方です。
帽子をかぶってるのが、近所の有名な運び屋アンデラリン。
重たい物を運ぶ時は、バジャウ族もみんな彼に頼みます。
アンデラリンがサポート役で連れてきた初見のゾロ。
ゾロは最初からキツい表情を浮かべ、なんだかアンデラリンの足を引っ張ってる様子。
旧自宅の前の道を30mほど進み、村長の家の前の広場までは難なく冷蔵庫を運びました。
そして、旧自宅から現在住んでいるゲストハウス兼自宅までの道の最初の難関にやってきました。
初めてバジャウ族の村を訪問し、手ぶらだとしてもバジャウの道に不慣れな初心者なら 、誰しもがビビってしまう箇所です。
必ずと言っていいほど、バジャウの村を訪れる人々に一番最初に強烈なインパクトを与えてくれる道。
その最初の難関と呼ばれるその道というのがこちらです。
WELCOME BADJAO
まるで平均台のような道ですね。
この道を渡るのもバジャウ族の醍醐味だと思っています。
ある種のアクティビティです。
過去にバジャウを訪問した日本人の何人かは、恐怖でここを渡ることができずに、先に進むことを断念しました。
(実はここを通らずに先に進める回り道もあります)
冷蔵庫を担いでここを渡るのは普通にヤバい。
見てるこっちもハラハラドキドキ。
『ゆっくり行くんだぞ。足元気をつけろよ。ゆっくりな、ゆっくり。』
先を尖らせた竹をヘドロに垂直に刺し、幅の狭い木の板を釘で打って固定しただけの不安定な足場で、重たい冷蔵庫を2人で運んでく様子を見かねた村長も心配してます。
海が満潮の時には、この道の下も1mぐらいの深さの海になるんですが、この時は干潮です。
満潮時にはここで泳ぐ子もいます。
木の板はそんなに丈夫なものじゃないので、正直いつ折れてもおかしくありません。
マツコデラックス級のデブなら下手な体重のかけ方をしたらきっと折れる道です。
ちなみに自分は、バジャウ族の村に3年ほど住んで過去に一度だけ、歩いてる道が折れてそのまま下に落ちたことがあります。
その時は酔っぱらっていたので、普段は踏むことのない弱そうな木の板に間違えて体重をかけてしまいました。
道の丈夫な箇所、弱い箇所を見極めて歩く能力は、ここバジャウ村で生活するには必須なスキルなのです。
バジャウ族のみんなは、生まれた時からこの道が当たり前なので小さい子どもでも平気で道を歩いたり走ったりします。
それでも落ちる時は落ちるので、真っ黒になって泣き喚く子どもを過去に何人も見てきました。
慎重に、慎重に。
全身の筋肉を使ってバランスをとりながら、一歩ずつゆっくりと足を進めます。
少しプルプル震えてるゾロがちゃんと冷蔵庫を最後まで運ぶことができるのか心配です。
なんとか最初の難関を越えることができました。
曲がり角で手こずり一度冷蔵庫を置き、体勢を整えます。
旧自宅から、約40mほどの道のりを進むのに10分ぐらいかかりました。
曲がり角を超え、そこそこ安定した道を順調に進みます。
この角を左に曲がれば、バジャウ村で1番安定した道を現自宅に向かって直進するだけ。
おっと。
つっかえてしまった。
ここは家と家の間が狭すぎて冷蔵庫が通れないみたいです。
とりあえずバックで来た道を少し戻ります。
こう見ると凄い通って冷蔵庫運んでますね。。
運び屋、大したもんだな。
他に道はないので、友達ん家の中を通らせてもらいました。
頑張れー。
これ冷蔵庫の重量ほとんどアンデラリンが受け止めてない?
ゾロは両手を添えるだけ??
『ストップ!ストップ!ちょっと待って!』
確実にゾロがアンデラリンの足を引っ張ってます。
手が痛いみたい。
ちなみにこの家は、自分がバジャウ族の村に一番最初に家を建ててる時に泊めさせてもらってた家です。
デンジのお父さん家。
通れるか?
いけた!
ふー
ちょっと休憩。
写真右に映っている青い短パン履いて座っているのが、この家の家主のデンシュウです。
この日はデンシュウの娘が誕生日だったので、冷蔵庫を運ぶ前に自分も一緒に酒を飲んでました。
デンシュウが珍しく完全に酔っぱらっていて、目の前で自分家から出てきた冷蔵庫には目もくれず、酔いと眠気で朦朧として視点の定まらない目で明後日の方角を見つめてます。
現自宅兼ゲストハウスまでもう少しだ!
あとは幅広の道を真っ直ぐ進むだけです。
修理したての道なので、問題なく進めます。
玄関前、犬のうんこあるから気をつけて。
玄関を通り抜け廊下も通りすぎ、真ん中の部屋まで来て、やっぱりゾロは手がキツいみたいでまた休憩。
運び屋のアンデラリンはさすがですね。
二階に上がるハシゴまであと数メートル!
到着!!!
旧自宅から現自宅までの道のり約80m。
かかった時間約20分。
冷蔵庫の引っ越しご苦労様でした。
引っ越し料金はお気持ちからなので、150ペソ(約350円)とドーナツを2つあげました。
これでも運び屋の給料としてはかなり多めのほうです。
アンデラリンにはいつもお世話になってるので。
それにしても彼は凄い。
最後まで涼しげな表情してました。
これから家の外に出なくても冷えたコーラが飲めるぞ♩
またくだらない記事を書いてしまった。。
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